重加算税と追徴課税の違い
これまで「重加算税」について詳しくご紹介してきましたが、重加算税とともに良く使われる言葉に「追徴課税」という言葉があります。
重加算税、追徴課税ともにネガティブな印象があるという点では共通ですが、違いはどこにあるのでしょうか。少し詳しくみていきましょう。
まずは「追徴課税」についてですが、追徴課税とは本来適正に申告していれば課されなかった税金のことです。つまり、不適正な申告に対する懲罰的な意味合いの税金です。こうした罰則的意味合いの税の総称が「追徴課税」ということになります。この中には、延滞税、利子税、過少申告加算税、無申告加算税、重加算税があります。ということで重加算税が追徴課税の中に含まれると言うことになります。
この「重加算税」とは追徴課税の中でも最も税率の高いもので、悪質な租税回避、脱税に対して課せられる税金です。無申告、過少申告、不納付の場合において、意図的に事実の全部もしくは一部を隠ぺい又は仮装等を行った場合、いわば大掛かりな脱税の場合に課税されます。この場合が重加算税に該当するのです。
・ ペナルティ1 = 過少申告税においては追加本税の35%
・ ペナルティ2 = 無申告加算税においては納付税額の40%
・ ペナルティ3 = 不納付加算税においては納付税額の35%
という高い税率が課せられるのも重加算税の特徴です。確かに重加算税は「重い」、「加算」に税と書くので重い加算税になります。
こうした重加算税が課せられないように、絶対に脱税行為を行ってはなりません。重加算税は税金面からのペナルティとなりますが、脱税は他にも社会的なペナルティも受けることになってしまいます。